バスケより一番に
――ピンポーン
「もしかして…」
私はベットから飛び起き急いで玄関を開けた。
「こんにちわ」
「やっぱり…」
「なんか元気そうですね」
「あのね~、わざわざ部活休んでまで…ゴホゴホッ!!」
「水沢先輩!!」
ヤバイ…
そう思った瞬間
―――フワッ
いきなり体が軽くなった。
「おじゃまします」
見上げるとすぐそばに小柴君の顔がある。
これって、お姫様抱っこ…?
私重たいのによく持上げられるな…
だけどそんな事言える気力もなく、私はいつの間にか目を閉じていた。
:
:
:
ん…
何か湿っぽい匂いがする…
―――――ザァァァ…
今日雨降るなんて天気予報で言ってなかったよ。
――――ズドーン!!
「えっ!?
何!?」
私はこのせいで目が覚めてしまった。