バスケより一番に
~波奈side~
小柴君やっぱり帰らないと駄目だよね…
本当は今日ずっと居て欲しいけどそんな事言ったら小柴君を困らすだけだし…
「……でも一人はやっぱりやだよ~」
布団の上で体育座りして考えていると小柴君が戻ってきた。
「母さんと電話してました」
「そうなんだ…
帰って来てって言われたの?」
すると意地悪そうな顔をし
「水沢先輩は俺に帰ってほしいんですか?」
まっ、まさか!!
「違うよ!!
むしろずっと近くに居てほしいよ///」
すると笑いながら
「そう言うと思ってもう電話しておきましたよ」
「そうなの?」
「はい。
水沢先輩の両親が帰ってくるまで居ますよ」
………それって…
「あのね…
実は今日親帰って来ないんだ…」
「えっ!?
って事は泊まりって事ですか?」
「……お願いします」
そして小柴君が私の家に泊まる事になった。