バスケより一番に



「大丈夫!!
私逃げ足だけは速いから!!」


「そう言う問題じゃ…」


「私、初めての彼氏が小柴君で良かった」


私よりも小柴君の方が私の事心配してたんだ。


「これから沢山思いで作って行こうね」



――――ギュッ

小柴君が抱き締めた。




「好き…」




「私も…」


私達は唇を重ねる。




「……風邪が移っちゃう…」


「大丈夫、もうなったから」


そう言ってまたキスをする。





何度も



あぁ…何か体が熱くなってきた…

やっぱまだ熱が治ってないからかな。



「ひゃうっ!!」

耳を噛まれて変な声が出てしまった。


「ここ、弱いんですね?」

何か今日の小柴君はどこか色っぽい。


「ん…いやぁ…」


「そんな声出してたらもっとやりたくなっちゃいますよ」


「ばか///」


「フフ…その顔で言われてもな~。

まぁ、でも続きはまたいつかで」


ハァー

まさか私からあんな声が出るなんて…



< 155 / 224 >

この作品をシェア

pagetop