バスケより一番に
第5章:二人のクリスマス
祝福?
―――――………
「ん…」
目を開けると隣には春弥がスヤスヤと寝ていた。
「んー体が軽いな~」
体温計で計ってみると熱はもう下がっていた。
「6時5分か…」
昨日はお世話になったし今日は私がご飯作ろ。
春弥が起きないようにゆっくりとリビングへと行った。
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「春弥起こさなきゃ」
いつもよりちょっと早いけどいっか。
「春弥、起きて」
名前を呼んでも起きない春弥。
「おーきーろー!!!」
私は布団を思いっきり取った。
「んー…、寒い」
そう言って布団を奪う春弥。
「だーめ、起きなさい」
そしてまた私が布団を取る。
するといきなり腕を引っ張られ抱き締められた。
「ちょっ!!」
「あと、5分だけ…」
私は抱き枕ではないんですけど…
「仕方ないな、5分だけね…」
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