バスケより一番に



春弥と別れクラスに着くと


「波奈ぁ!!」


留里がいきなり私に抱き着いてきた。


「なっ、いきなり何!?
てか、恥ずかしいから早く離してよ」


「ごめんね。
つい…もー良かったね波奈!!
おめでとう!!」


「ありがとう」


「でもまさか小柴君があんな大胆な事するなんて…
あれだね小柴君ってロールキャベツ系男子だね」


「ロールキャベツ系男子?」


何?
小柴君は野菜みたいにぺらぺらって言いたいの?


「知らないの?
見た目は大人しいんだけど中身はメッチャ肉食みたいな」


春弥が?


「まさか~ないって」


するといきなり大声で


「あんな皆が居る前で押し倒した上にキスした「あ゛ぁーっ!!」


周りの人がいきなりこちらを向いた。


そしてざわつき始める。


「ちょ、留里!!」


私は留里の腕を掴んで屋上へ連れて行った。



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