バスケより一番に
「やっぱ、モテるんだ小柴君は~」
「……もしかして留里さん、春也の事好きなんですか?」
「好きになるわけないじゃーん」
「本当ですかー?」
「本当ですよ~」
はぁーっ……
何か疲れてきた。
私は留里と摩乃の事はほっといて、シューティング練習を始めた。
第一私あの人と関わりなんて持つのかな~?
そんな事を思いながら、シュートをうっていた。
そして、先輩が引退し、一年生と二年生だけになった。
結局あれから、私と小柴君は何とも無く、季節は秋を迎える。