バスケより一番に



「じゃあパーティーの後とかはどう?」


「えっ?」


「多分8時ぐらいには終わると思うからさ。
駄目か?」


「ぜっ、全然大丈夫!!」


やったーーー!!



「そんなに嬉しい?」


当たり前じゃん!!

「メッチャ嬉しい!!
ありがと春弥」


「いいえ。
てかクリスマス明後日じゃん」



嘘!?

「今まで全然気付かなかった!!」


「最近時間が経つのが早い気がする」


「私もそう思う」


春弥と付き合い始めてからかな?
こんなに早く感じるのは…


「楽しみだな。
二人で過ごすの」


そう言って私の手を握る。


「うん」


「じゃっ、そろそろ行こっか?」


「そうだね」


それから春弥は私を教室まで送ってくれた。


手を繋いだまま。





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