バスケより一番に
最悪のクリスマス
街中がクリスマス一色で、綺麗なイルミネーションが沢山飾られている。
「そろそろ行こっかな…」
なんとか春弥のプレゼントを買い、服は留里に借りた可愛いのを着ている。
私が家を出る前にお父さんが来た。
「行ってくるね」
「気を付けるんだぞ」
「うん。
11時前には絶対に帰ってくるから」
「分かった。
帰ったら話す事がある。
楽しんで来いよ」
「ありがと」
そして家を出た。
なんだろう話しって…
「まっ、今は気にしなくていいよね」
それから数分歩いて待ち合わせ場所に着いた。
「少し早かったかな」
私は近くにあったベンチで待つ事にした。
「寒いな~」
冷えた手を暖めながら…