バスケより一番に



~波奈side~



「春弥遅いな~」


待ち合わせからもう30分経ってるよ。



「ハァ~」

悴んだ手を温める。


パーティーが長引いてるのかな?




「まぁ、もうすぐ来るよね」



だけどそう言ってからも春弥は来なかった。



「何かあったのかな?」

心配になった私は携帯を取りだそうとした。




「あっ、携帯忘れちゃった…

確か近くに公衆電話があったよね」


私はそこへ行く事にした。



公衆電話の近くへ行くと見覚えのある二人が見えた。




「……春弥と摩乃…?」






そこで私は見てしまった。


「………!!」



二人がキスしているのを…




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