バスケより一番に
第2章:ファンじゃなくて?
ある秋の日
厳しい夏の練習が過ぎ、季節はもう秋。
「あぁ~、甘い物が食べたいな」
そう思いながら一人体育館へ向かう。
今日は授業も早く終わり、しかも掃除もないからラッキーだった。
「着いたら、シュートでもしてよっかな」
多分体育館にはまだ誰も居ないよね。
「一人で体育館使えるなんて贅沢だな」
そして体育館に着くと、扉が開いていた。
「誰か居るのかな?」
すると中からボールのつく音が聞こえる。