バスケより一番に




「どうした、水沢?」



「えっ?」


私は感極まり、立ってしまっていた。




「いや、何でもないでーす…」



あぁー恥ずかしー///




そう下を向いて居ると




「何、水沢さん?」



一人の女の子が話しかけてくれた。



「あっ、あの…
よろしく…ね?」


するとその子は笑いながら



「フフ、よろしくね」


「うん!
あと水沢じゃなくて波奈でいいよ」



「分かった、私は西田梅。
梅って呼んで」



「梅か….可愛い名前」


「ありがと」



良かったー



私はとっさに徳井の方を見るとこっちを見ていた。



「良かったじゃん」


そう小声でいいながら親指を立てた。




それに私は笑顔で大きく頷いた。



「なになにー?
波奈と秀できてんのー?」



「はい!?」


いきなり梅が身を乗り出してきた。








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