バスケより一番に
授業が全て終わり放課後になった。
私はバスケ部に入ると決めていたので今日から一緒に練習する。
あー…
どんな人が居るんだろう…
緊張する…
「えー今日から皆の仲間になる水沢だ」
「えっ、えっと水沢波奈です。
下手くそですけど一生懸命頑張ります!
短い間ですけどお願いします!」
私は精一杯頭を下げた。
すると
「あぁ、よろしくな水沢さん」
ん?
この声どこかで…
顔をあげて見ると
「徳井…君」
まさかバスケ部なんて
「よかったぁー」
私は思わず声に出してしまった。
すると笑いながら近づいて頭をコツンと叩いてきた。
それが何故か嬉しかった私は笑顔で徳井君を見た。
「ありがと」
そう言うと徳井君ら少し顔が赤くなっていたが私は気にしなかった。