バスケより一番に
試合はまずは女子からだった。
部活の人は食いつくように見る人も居れば友達と話している人などで別れていた。
「ちょっと…」
皆真面目に見ようよ。
そう思っていると…
フワッ……
私の右肩が急な重くなった。
見て見ると徳井君が私の肩で寝ていた。
「ちょっ、徳井君」
体を揺するとうーんと言いながら顔をなすり付けてきた。
「///」
不意にも私の顔は赤くなってしまった。
「いいじゃん、寝かせてあげなよ」
ニヤニヤしながら言う仲間。
「波奈、ちゃんと写真撮っといたから」
「やめてよ!」
「ダメダメ、起きちゃうよ」
流石に起こすのは可哀想と思った私は渋々我慢する事にした。