バスケより一番に
相手はペースがこちらに来ているため焦っている。
そして俺がリバウンドを取ろうとした時
「いって!」
思いっきり手首を押された。
そしてボールは相手に取られシュートを決められてしまった。
「ふっ」
鼻で笑いながらこちらを睨む。
「くそ……」
相手は審判に見えないようにワザと押してきた。
また巻き返そう、そう思っていたが思うように手が使えない。
ただ体が疲れるだけ。
「おい、春弥!
スリー、スリー!」
気づけばパスを貰っていてフリーだった。
そしてスリーを打った。
だが
ズキっ!!
スリーはゴールにも当たりもせず落ちてしまった。