バスケより一番に
「いやいや、いいよ。
一人で行けるから!!」
私が必死に否定しても、諦めない小柴君。
「でも、俺のせいでもあるので」
だから今は関わりたくないんだってば!!
「そうだよ波奈、着いてってもらいなよ。
先生には私から伝えておくから」
何だよ留里まで~!!
「お願いします。
じゃあ早く保健室行きましょう」
「う゛ぅ~でも……」
「ほら水沢先輩」
「は~い…」
私は渋々小柴君の後ろに着いていき、保健室へと向かった。