バスケより一番に
「じゃあ、水沢先輩の鼻血も止まったので俺そろそろ行きますね」
「待って、私も…あっ!!」
勢いよく立ち上がった私は倒れそうになった。
そんな私を小柴君が支えてくれた。
「先輩は今日そこで寝てて下さい」
そう言ってベッドに寝かせた。
「…なんか色々ありがとね」
すると小柴君は優しく笑ってくれた。
――――トクン…
胸が熱くなった…
これって…
「おやすみなさい。
水沢先輩…」
「うん…」
私さ静かに目を閉じた。
「ハァッ…
今日の俺何か変だな…。
もしかして俺…
水沢先輩の事が好き……」