バスケより一番に
「部活~♪」
ハイテンションで部活に行くと、体育館の中から小柴君と友達が何か話していた。
「おい、何だよその変な絆創膏」
あれって昨日私があげたやつ…
「うるせーな。
関係ないだろ」
「んな物剥がしてやるよ」
そう言って小柴君に飛び掛かったが、呆気なく弾き飛ばされてしまった。
「バーカ、これは大切な物なんだよ!!」
「……」
「あれ、波奈。
入らないの?」
「あのね、留里…」
「んっ、どうかした?」
小柴君の事特別って思っているって事はさ…
「私、小柴君の事が好き…」
好きって事だよね…?