バスケより一番に
「入りたくないよ~…」
だって中に入ったら小柴君がいるし…
あぁ~もう!!
駄目だ駄目だ!!
「今日は帰っちゃおっかな…?」
「水沢先輩、調子悪いんですか?」
「ウギャッ!!」
私は驚いて尻餅をついてしまった。
「痛ぁ~」
その姿を見た小柴君は笑いながらこちらへ近付いて来た。
「驚きすぎですって」
そう言って手を差し出す。
だけど恥ずかしい私は
「……いや、大丈夫。
一人で立てるから…」
「そんな遠慮しなくてもいいんですよ」
小柴君が私の腕を掴んだ。
「ヤッ!!」
離そうとしたらバランスを崩し、小柴君は私の上に被さってしまった。
ヒャーッ!!
もっと近くになっちゃった///