バスケより一番に





「あっ!!
教室に宿題わすれちゃった。
ごめん波奈、私とってくる」



「分かった。
じゃあ私、門の前で待ってるから」




「ありがと!!」



そう言って走って行った。



しっかりしてるんだか、おっちょこちょいなのか分からないな~留里は。




私はゆっくりと歩きながら門の前まで行った。







―ヒラッ―





「あっ、桜だ…」










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