バスケより一番に
「あの…水沢先輩、何がしたいんですか」
「えっ、何がって…」
すると小柴君の顔がどんどん近付いて来た。
「ちょ、ちょっ…」
逃げようとしても小柴君が被さっていて身動きがとれない。
「待って、待って!!」
まだこれはちょっと早いって!!!
私と小柴君との間はあと数ミリ。
ヤバい!!
目をギュッと瞑った。
「ププッ…」
ヘッ?
ゆっくりと目を開けるとそこには笑っている小柴君がいた。
「嘘に決まってるじゃないですか」
「~っ///
もぉバカ!!」
「もしかして
期待してました?」
「うるさい!!」
私が怒鳴ると
小柴君は笑いながら逃げた。
だけど笑ってるからなのかな?
小柴君の顔が少し赤かった。