バスケより一番に
「ん~何でだろう?
空を見ると落ち着くんだよね。
もう、ずっと見てたくなるって言うか」
「ふ~ん…
水沢先輩って、そうゆう所あるんですね」
「えっ、あっちゃ悪いの」
「いや、いいと思いますよ」
そして小柴君は空を見上げた。
やっぱり、綺麗な顔してるな…
その横顔に私は見とれてしまった。
「あっ!!
先輩あの雲見てくださいよ」
「えっ!?
なっ、何!?」
「あそこですよ!!」
そんな事言われたって分かんないよ。
「左の方です」
「もーどこだよ~」
「俺の方からだったらよく見えますよ」
するといきなり抱き寄せられた。