バスケより一番に




体育館に戻ると一目散に幸のもとまで行った。


「何であんな事言うの!!
バレちゃうじゃん」



「ごめん、ごめん。
何か見ててお似合いだったから~」



だからって口に出さなくても。



「……あ!!
もしかして…」





「波奈~、そうだったんだ~」



……やっぱり…



「うちらも、応援するね」


さっき幸と一緒に居た人全員にバレてしまった。



「ハァ…、絶対誰にも言わないでね」



「分かってるって」



幸と一緒に居た中に後輩は居なかったからまだ良かった。



もし後輩にもバレてたら直ぐに小柴君に伝えそうだもん。



この時改めて幸は信用しない方がいいと思った。










< 80 / 224 >

この作品をシェア

pagetop