バスケより一番に
「ハァ…ハァ…ッ…」
「…っ何ですか水沢先輩。
いきなり…」
「何でって…」
霧谷君がいきなりずば抜けた事言うから。
「春弥の事ですか?」
―――カァ…
一気に顔が赤くなる。
「顔、赤くなってますよ水沢先輩」
「知ってるよ!!」
「好きなんですよね?
春弥の事が?」
私はコクコクと頷いた。
「そうなんだ…」
「……って、それより何で私が小柴君を好きって分かるの!?」
「何でって…
春弥と話してる時の水沢先輩の顔もの凄く幸せオーラが出てますから」
えぇっ!?
そんなつもり無いんだけど。