魔法の瞳
「まじで!?クラスの人とアドレス交換してないの?」
『うん。私あんまりメールとかしないし…』
そう言うとユリは栗色の髪を弄びながらわざとらしくため息をついた
「リサコ、女子高生がそれでどうする! 青春を楽しまなくてどうする! 携帯ってのはね、それを楽しむためにとても便利な道具だよ!」
『で、でも…』
「でもじゃない! まずは手始めに宇野君のメアド聞きに行こう」
楽しそうにそう言うユリを
全力で止める