恋愛×硬派
出会い
〇〇公園は真逆の方向にあって、単車でも20分はかかる。ついた頃にはもう外は真っ暗で、あたしたち暴走族の時間がくる。
公園の中に入ると特服をきとるやつ、私服、またはジャージのやつがいた。
多分特服意外のやつはヤッくんがゆうとった先輩達やと思う。
あたしが近づくと覇威音のメンバーの奴らが「おつかるっす!」の一声。
ぶっちゃけほんまは上下関係をつけたないのがあたしの気持ちなんやけどやっぱり通用はしない。
メンバーの中の一人が声をかけてきた。
覇威音の副総長、赤松 ミナミ。高2の代でヤッくんとタメ。
「ミユさんお疲れさまです。やっぱ単車はまだ修理中です?」
あたしの方が年下やのに、やっぱり敬語。初代の人は何を考えてるのかたまにわからなくなる。