恋愛×硬派



私服集団の所にいった。

「お疲れ様です」
といって軽くお辞儀。

この世界は最も上下関係が激しい。総長たるもの身分はわきまえないといけない。

「え、これで中3?」

「えらいかわええなあ」

「迫力あるな」

なんて所々でいわれた。これでって…失礼なやつやな。大体こいつら何歳なんやて。



「あんたがミユ?」

一人違う雰囲気を持つ男が話しかけてきた。

「そうですけど」

顔を見ればこの世にいていいのか、とても綺麗な顔をした人だった。

でもどこか近づいちゃいけない雰囲気。初めて男をこんなに怖いと思った。




「ふーん。…今日の暴走、俺のケツ乗れや」

は…?

「何ゆっとるん?うちがケツやないの?」


その男の隣にこれでもかとゆうくらいに体をくっ付ける女が言った。

男の存在がでかすぎて全然きずかへんかったわ。







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