恋愛×硬派
なんなん気にいったって。人を物みたいに。全然うれしないわ。胸くそわるいだけやわ。
「あ!ミユー!」
「どないしたん?」
いきなりのユウミ登場。
「さっきまたミユのメンバーの奴らに睨まれた…」
「気にしんといてーや」
ユウミは一般やから、覇威音のメンバーの中でユウミのことを気にいっとらん奴は少なくない。しかも暴走も参加しとるし。
総長の連れってことで誰も何も言わんけどな。ヤッくん達やっておるし。
「てかてか!」
切り替え早っ!
「ん?」
「あの集団の中におる一番かっこいい人って佐野 リキヤくんらしーよ!」
そういってユウミが指を差したのはさっきの男やった。
「佐野…リキヤ?」
どっかで聞いたことある名前や。
「ほら!前うちがゆうとったやん!集団相手に1人で勝ったってゆうめっちゃかっこいい黒髪の男がおるらしいって」