恋愛×硬派

爆音



「ミユ、ユウミそろそろ行くで」

「あっ、ヤッくん!」

単車に跨がりながらきたのはヤッくん。

「ヤッくん、悪いんやけど今日あたしケツ、違う人のとこのるでユウミ乗せたってくれん?」

「は?…別ええけど誰のケツ乗るねん?」
「佐野 リキヤ」

「「は?!」」


あたしがあの男の名前をだしたら結構な驚き様。

あたしは人の名前とか覚えるの苦手やけん、だから情報とかあまり頭にいれれんタイプ。ヤッくんでもユウミでも知っとることあたしがわからんて…総長としてあかんな。

だからリキヤってやつのことなん頭のはじっこにあるくらいやった。

まだまだあたしもアマチュアや。


「ミユ!聞いとらんで!リキヤって人と何かあったん?」

ユウミがシワを寄せて中々の不機嫌。

これはあたしが言わなかったからなのか…。………または、リキヤって人を狙っててあたしに嫉妬してるのか。


「呼びだされて、何かケツ乗れいわれた。そんだけやで」

「まぁ、話しは後で聞かせろや。時間や、はよミユケツ乗れ」

「わかったよー…」



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