恋愛×硬派
金髪美少女
ついた先はコウの家。なんや着くの早かったな。
「お邪魔しまーす」
玄関を入ってすぐのドアを開けた。
「「「…誰」」」
……………ま、そうなりますわなー。
「誰って失礼やな。」
「…え、ミユ?」
一番最初に気づいたのはヤッくんやった。
「そうやで」
「はー!ミユなんかー!?髪型どうしたねん!」
この以上に声がでかくてテンションが高いやつは梅田 カツミ。ヤッくんとタメであだ名はカッちゃん。
「うるさいねん。イメチェンやイメチェン」
「ロングの髪が…」
「黙れ馬鹿コウ」
コウの家にいたのはヤッくん、カッちゃん、コウの3人だけやった。
「何で髪が…、赤が…」
「だー!ブツブツうるさいねん!イメチェンいっとるやんけ!しばくぞ!」
「わ、わりぃ」
謝ったはええけど馬鹿コウ、まだブツブツ言っとる。ええ加減しばくぞ。
「えらい短くなったやん」
「襟足は長いで」
「もろヤンやな」
「ヤッくんに言われたないわ~」
「ミ、ミ、ミユ…」
「何やカッちゃん」
「お、俺はロングも好きやったけど!今も、今もちゃんと好きになるよう頑張るでなあああああ!てか好きやあああああ!」
「泣くなやうっとい!」
カッちゃんはようわからん。うちを妹としてみてくれとるんは分かるんだけどな。顔はカッコいいのに何か情熱的や。
まぁそれがカッちゃん何だけどな。