恋愛×硬派



「今日ユウミはおらへんねや?」

「なんか用事ある言うてたよーな言うてなかったよーな」

「どっちやねん」

「来ないんなら用事あるちゅーことやろ」

「…ふーん」


今日は珍しくメールもきてへんかった。何かあったんちゃうやろな?



ユウミのことをヤッくんと話してたら物凄い音を立てて玄関が閉まった。

足音がうるさいほど響く。

コウの部屋のドアが開いた。




「ちょっ!ゲホゲホッ…きぃ、ゲコッさっ、オエッ!」





< 54 / 56 >

この作品をシェア

pagetop