[短編]One-Way Ticket
「ねぇ千香、やっぱり今日は那智さんとお出かけ?」
友達がにやにやして私に言ってくる。
知ってるくせに。
「いいよね。カッコイイもん、那智さん。」
「いいでしょう?」
得意げに私は鼻をフフンと鳴らした。
「んで、もう告白したの?」
「はぁ?」
思わず声に力が入った。
「隠しても無駄だってば。那知さんのことを話す
千香の顔を見ればすぐにわかるよ!」
そう…私は昔から顔に出やすいタイプ。
「もしかしたら、那智にも気付かれてるかなぁ。」
実は先週遊んだ時
那智はいつも以上に素っ気なかった。
「私の事ウザイって思ってるのかなぁ?」
「ウザイって思ってるなら遊びに誘わないし、連絡だってしないよ。」
ポンッと肩に手を置いて友達は微笑んだ。
そうだよね…
嫌いならメールてかわざわざして来ないよね。
那智を好きになってから
小さな事で嬉しくて楽しくなるけど
小さな事で不安にも悲しくもなるようになった。
友達がにやにやして私に言ってくる。
知ってるくせに。
「いいよね。カッコイイもん、那智さん。」
「いいでしょう?」
得意げに私は鼻をフフンと鳴らした。
「んで、もう告白したの?」
「はぁ?」
思わず声に力が入った。
「隠しても無駄だってば。那知さんのことを話す
千香の顔を見ればすぐにわかるよ!」
そう…私は昔から顔に出やすいタイプ。
「もしかしたら、那智にも気付かれてるかなぁ。」
実は先週遊んだ時
那智はいつも以上に素っ気なかった。
「私の事ウザイって思ってるのかなぁ?」
「ウザイって思ってるなら遊びに誘わないし、連絡だってしないよ。」
ポンッと肩に手を置いて友達は微笑んだ。
そうだよね…
嫌いならメールてかわざわざして来ないよね。
那智を好きになってから
小さな事で嬉しくて楽しくなるけど
小さな事で不安にも悲しくもなるようになった。