戦国彼氏
お昼休み。


「清ちん!ミネちゃん!お昼食べよぉー!」


「「無理。」」



市は二人から同時に断られました。



「俺委員会に行かねーと。」


と清ちん。


「あたしちょっと後輩クンとお昼なのッ。」

とミネちゃん。え?後輩クンって彼氏なの!?






…ってことは…


一人じゃぁぁん!!!∑(゜Д゜;)










そんな私は渋々と屋上へ。



「皆が楽しそうに食しておる中…市が居るわけにはいかぬ。くぅ…ッ」



変な戦国語を使う私。



「今日の天気も眩しいくらいに快晴どすなぁ…」


なんかこう、孤独な私を砂にしてしまおうって思ってるのか?って感じなくらい眩しい…






ベリッ。(カレーパンの袋を破る効果音。)




「やっぱカレーパンはおいしいなぁ!」



はぁ…一人は暇だよ…


こういうときは…やっぱ戦国ゲームしたいなぁ…


あぁ~…


必殺技使いてぇ~







ガチャガチャ…



「!!」


誰もこないはずの屋上に、誰かが入ってきた。


私はその上にいたから気付かれていないみたい…
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