戦国彼氏
第三章 服部半蔵が一目惚れ!?
…あれから数日。


私達は唯井新政と普通に仲良くなり、毎日お昼を食べる中になった。






ミネちゃん達は超冷たい目で私達を見つめる。



「おい…市。また米粒くっついてんぞ。」


「え☆嘘!」


「ほら…取れた。」


「あ…ありがと。」



私は顔を赤くして微笑む。


「てめぇら、イチャつくんだった他行けや!!!」



ミネちゃんの“当たったら即死。”のカミナリが私達に降り注がれる。

「いちゃちゃッ…いちゃついてないよッ!!」


めっちゃ噛む私を唯井新政は笑いを堪えているようだった。





まぁ要するに、そこそこ楽しい日常だということだ。



でもこの幸せが長く続かないなんて…(ドラマ風)






それはいつものように清ちんと登校している日。


「あッ!!お茶忘れてきた!!」


「はぁ?」


いつも飲んでいる『ほ~い。お茶』を忘れて焦った時だった。


「ごめん清ちん。公園の自動販売機に行ってきていい?」


通り掛かった公園の前で私は清ちんの承諾も得て、自動販売機に向かった。



「えっとぉ、150円…アッ!」


チャリンチャリ~ん。と落ちた10円玉を追いかける。



「10円が入っちゃった!!」


一つの10円玉がなんと自動販売機の下に。


「うえ~ん!取れない~ッ!!」


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