戦国彼氏
―――――――………

「んで?その後はどうなったのよ?」


お昼時間。ミネちゃんが興味津々でがっつく。



「それから、メアドとか聞いてぇ…」


「その美少年って私達より1コ下なんでしょ?格好いい?ねぇ紹介して~♪」



「ミネちゃん彼氏いるよね………。」





ミネちゃんの男好きは後にして。

…あの美少年は本当に服部半蔵だった……

あの影がある表情とかかなりイイ!!


そういえばメアド聞いたとき…「すみません。携帯持ってないんです。」って言ってたっけ…


OKよ!!その方が今の時代っぽくなくてかなり萌え~よ!!


「俺今お前が考えてること物凄くわかるぞ。」


清ちんが私の心の中を覗いたようにツッコミを入れた。



「そういえば…今日はどうして新政くんいないんだっけ?」



ミネちゃんが不思議そうに尋ねる。


「そうなんだよねぇ。…」




今日、唯井新政はなんと無断欠席をした。


どうしてなのか…
メールはしてみたものの、返事はまだ来ていない。




風邪かな?…


何かあったのかな…


「お見舞い行きたいんだけど新政くんの家がわかんないんだぁ。」

しゅん…として言う私を皆は心配した様子。


「それじゃあ担任に聞いてみたら?」
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