戦国彼氏
「あ…らまさくん?」



新政くんは私達に気付いていない。



いつしか二人はマンションの中へと消えていった。








……なんで…





「…ずっと言おうか迷ってた。お前が傷つくと思って…。でもいつかは言わなきゃいけないって。」



清ちんは顔を歪ませる。





「俺…前にあいつを見たことがあったんだよ。その時もいっぱい女連れてて、今の女以外にもまだいっぱい付き合ってるヤツいると思う…。」


















その時…私の手にあったあんみつが、音を立てて地面へと落ちた。





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