戦国彼氏
夜☆



「今日はいっぱい飲みましょうなぁ♪」


里子ちゃんはビール片手にニッコリ笑う。


「駄目だよ里子ちゃん!!それビールだから!!」


「あらまぁ!飲みませんの?ビール。」


「飲まないから!!」


※お酒は二十歳になってからお飲みください。




清ちんの家からはさっきからギャーギャーと声が聞こえてくる。



たぶん清ちん、那己くんに追いかけられてるのだろう…。







今日は…伊達政宗くんに会えたしなんか良い日だな♪


「ミネちゃんトランプしよー!!」









―――――――………

そして夜中。


騒ぎすぎたミネちゃん達はいつしか疲れて眠りについていた。




私はスルメイカやスライスチーズやタラチーズ(ほとんど酒のおつまみ)の空袋をゴミ箱に捨てたり、トランプを片付けたり…


何故か私が後片付けをしていた。







「もうっ…皆寝ちゃうんだから。」


ぷぅっと頬を膨らませて散らばった部屋を眺める。




コンコンッ



突然窓がノックされて私は立ち上がる。



清ちんかな…?




カーテンを開けるとそこには唯井新政がいた。


「新政くんッ!?」



慌てて窓を開けると、唯井新政は微笑んだ。


「ちょっといいか?」


「う…うん…。」
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