戦国彼氏

心の奥に

☆新政☆






なんなんだ。


この胸の痛みは。




俺はあんな戦国オタクに惚れていて…


そんで失恋して?



今の俺はさっき言ったことを後悔している。



「ああ……くそッ。」


行き着いたコンビニの前で、地面に転がっていた空き缶をグシャッと踏みつけた。





そういえば…学校に転校してきたばかりの頃、煙草吸ってた俺を怒ったのはあいつだったっけ。



最初は変な奴だと思った。


急に現れて急に怒鳴ってきて、何か周りの女とは違った奴だった。


「覚えてろよ」って言った後、何でかドキドキが止まらなくて…近寄った時のあいつの香りが忘れられなくて…←(変態っぽい)




だから奢るって変な口実つくって初めて俺から告った。


無理って言われたけど……(T_T)





初めてデートに誘った時。
その日に限って不良に絡まれた。


でもどうしても会いたくて…




駅に辿りついたときのあいつの格好見たらマジで顔が赤くなった。


俺のために着てきてくれたのかなーとかってありえないこと考えたりしてさ。


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