戦国彼氏
ついた場所はなんと放送室。


マイクがある場所に近付いて電源をセットした。






――――――――……


☆新政☆









俺は授業をサボって誰もいない保健室にいた。




ただボ~ッとベッドに座って明後日の方向に向いている。








「…ヤベェ……。」




市の事無視しちまった。


なんでかって…


昨日あんな事言ってすぐに立ち直れる訳ねぇし。


市の顔がまともに見れないから。







…ダセェよなホント。


はぁと溜め息をついて頭をくしゃくしゃした。






もう一度溜め息をしそうになった時。


キィィーーーーーンッ!!!



と物凄い音が校内に響き渡る。



「うお!?何だ!?」


誰か放送してんのか?






『あ~…あ~…あ~…』


変な声がスピーカーから漏れる。





『マイクのテスト中。』


あ。テスト中だったの。



ん?でも何か…聞いたことあるような声だな…。



『あれ…ッ?何コレ?どのボタン押せばいいんだろ?』



…………は?



ポチッと変なボタンを押したのか、急に変なBGMが流れる。



『うええ!?何コレ!?違うよぉ~。』



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