戦国彼氏
……待てよ。


この声…




『うわぁぁあん!!どうやって放送流せばいいのぉ!』



いやいやもう流れてますよ!?



「…あのバカ。」



俺は保健室を出ると走った。



授業を受けてるクラスの奴等は何だ何だ?と授業を無視して廊下へ出ている。








『えっと…2年G組…唯井新政くん。私…待ってます。』




俺の足はもっともっとスピードをあげる。






『絶対…待ってるから。』


















今までこんなに速く走ったことないんじゃないか?ってくらい走った。












君に会いたくて。



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