恋奏~love harmony~
帰宅してからお風呂入って宿題して
ヴァイオリンまでしていたら3時間も過ぎていた
さらに只今夜の10時現在
あたしは携帯を前に悩んでいる
この時間に電話してもいいのだろうか
ソウはこんな時間に寝るような人には見えないけれど…
…何とかなるか
出なかったら出なかったとき。
「よしっ」
変な意気込みをして通話ボタンの上にある指に力を入れた
プルプルプル・・・・・
プツッ
『はい…』
3コールくらいして電話が繋がった。
「………」
意外と早く電話に出られたのに動揺しとっさに言葉が出なかった
『…マリか?』
何もいないあたしにソウが聞いてきた