恋奏~love harmony~
次の日
土曜日だから学校は休みな訳であたしは早朝からまた丘に来ていた
丁度朝日が昇る時間に着いてボーッと景色を眺める
山から出てきた太陽は建物を次々と照らしていき
その光景はいつもと変わらないはずなのにどこか自分の心を穏やかにするものがあった
どうしてこんな早くからこの場所にいるかというと
当然ながら、寝れなかったから。
まぁ、それにも理由がちゃんとあるんだけど。
原因はソウ
ソウ自身が原因ではないけれど昨日のソウの言葉が頭から離れない
それはあたしの記憶に根付いている4年前に起きた出来事
そのせいであたしの中の時間は今も4年前のまま止まっているんだ。