恋奏~love harmony~
 




20分くらい目を冷やしてから
優都さんと凛子さんがいる書斎に行った



ノックして中に入るとソファに2人で座ってあたしを待ってくれていた



「遅れちゃってごめんなさい」


「いいよいいよ

そんなに待ってないしね」


「そうよ?
もう、大丈夫?」


「うん、ありがとう」


「なら、ここに座ってもらえるかい?」


遅くなったあたしにも笑顔で2人は迎えてくれた


「うん」




そのことに安心し、
催促されて2人の前にあるソファに腰をかけた


「さて話をしようか」


「………」


顔つきが変わった優都さんにあたしの顔には緊張の色が走った


「あれは、4年前
まりがこの家に来ることになった1週間前のことだ。

いきなり電話があったんだ
昔の親友から…」



















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