恋奏~love harmony~






ノックをしてから扉を開けるとダブルベッドがドーンと真ん中に待ち構えていた

布団の膨らみはたぶんソウだろう


「大丈夫?」


「…ん。」


めっちゃ弱ってる



「熱は?」


そこまで聞くとようやくあたしの方を見た


「…っ……!」


弱っている姿に虚ろな目のソウに思わず視線をずらしそうになった

ほんとこのフェロモンはどこからだだ漏れしているんだか



「ちょっと待っててね」


そう告げ一旦部屋を出ると荷物をそのままにしていた玄関に向かい

何往復かしてリビングに運んで食料は冷蔵庫にしまった











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