恋奏~love harmony~






卵をうまい具合に巻いていき形が整ったら包丁で切っていく


「ソウは卵焼き好き?」


「あぁ」


「了解。」


じゃあ、ソウの方には3切れにしようかな


丁度ご飯と魚が出来たのでそれぞれお茶碗とお皿に乗っけて
ソウが座っているダイニングテーブルの上に並べて
自分の分もソウの向かいに並べた

最後にお茶もよそって席に着く


「よし、食べよっか。
………ソウ…?」


「…………っあぁ、…こんな朝食久しぶりだ…
うまそうだな」


「ふふ、ありがとう」


「いただきます」

「いただきます」


ちゃんとあいさつするとこを意外に思いながらもあたしも手を合わせてはしを進めた


うん、我ながら上出来

ふとソウの口にも大丈夫かと思って見てみると
パクパクと箸を進めていた


何も言わないけど食べてくれてるってことは大丈夫だよね?



「ごちそうさま」


10分くらいして箸の置く音と共にソウの声も聞こえてきた


完食されてる…
良かった…


「マリ」

「なぁに?」


「また…また作ってな」


「…うん!」





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