恋奏~love harmony~




それから送ってもらって学校に行った


11時丁度
つまり授業中。


教室に入れば視線が集まった


「遅れました」


先生は確認だけするとそのまま授業を続けた


黙って席に着くと前から視線が。

ああ、小春か。


「まりちゃん!」


「…なに」


「昨日の一体何だったの!?」


はぁ、めんどくさい


「あとでね。」


「ん~、わかった」


小春は今すぐ聞きたそうだったけど
あたしもよく分かんないからな……


どうしてあたしを連れていったんだろう…

別にあの様子ならだれでもよさそうなのに。







「で!
あれからどうなったの!

龍桜会の人がお迎えなんてありえないのに!」


「そうなの?」


「だって前言ったじゃん
奏さんはめちゃくちゃ硬派だって。

この前来た純也さんだってまぁプレイボーイではあるけど浮気とかはしないし。」






< 83 / 169 >

この作品をシェア

pagetop