恋奏~love harmony~
それから送ってもらって学校に行った
11時丁度
つまり授業中。
教室に入れば視線が集まった
「遅れました」
先生は確認だけするとそのまま授業を続けた
黙って席に着くと前から視線が。
ああ、小春か。
「まりちゃん!」
「…なに」
「昨日の一体何だったの!?」
はぁ、めんどくさい
「あとでね。」
「ん~、わかった」
小春は今すぐ聞きたそうだったけど
あたしもよく分かんないからな……
どうしてあたしを連れていったんだろう…
別にあの様子ならだれでもよさそうなのに。
「で!
あれからどうなったの!
龍桜会の人がお迎えなんてありえないのに!」
「そうなの?」
「だって前言ったじゃん
奏さんはめちゃくちゃ硬派だって。
この前来た純也さんだってまぁプレイボーイではあるけど浮気とかはしないし。」