スイーツラブ~お菓子みたいな甘い恋~[短編集]
キャラメルkiss
1‥サクラ色
「うっわ、マジかよ?」
目の前に広がる光景に、隣を歩く恭ちゃんが声を上げて。
あたしたちは立ち止まった。
「平日だよな? どっから湧いてきたんだ?」
あまりの人だかりに、恭ちゃんは軽く引いている。
「きっと、あたしたちもおんなじこと思われてるよ?」
何だか可笑しくなって、笑ってしまった。
今は春休み。
あたしたちはお花見をしに、桜並木のある川沿いの舗道まで足を運んでいた。
桜の木の下には、昼間からビールで乾杯している花見客が大勢いて。
すでに花見じゃなく、宴会のノリで賑わっている。
目の前に広がる光景に、隣を歩く恭ちゃんが声を上げて。
あたしたちは立ち止まった。
「平日だよな? どっから湧いてきたんだ?」
あまりの人だかりに、恭ちゃんは軽く引いている。
「きっと、あたしたちもおんなじこと思われてるよ?」
何だか可笑しくなって、笑ってしまった。
今は春休み。
あたしたちはお花見をしに、桜並木のある川沿いの舗道まで足を運んでいた。
桜の木の下には、昼間からビールで乾杯している花見客が大勢いて。
すでに花見じゃなく、宴会のノリで賑わっている。