スイーツラブ~お菓子みたいな甘い恋~[短編集]
舗道沿いには露店が出ていて、歩行するのも難しいくらい混み合っていた。
「まぁ。春休みだしな?」
すれ違う人並みから護るように、恭ちゃんはあたしの肩をすっと抱き寄せ、舗道の隅に導いた。
自然な動作がすごくかっこよくて。
そのまま、恭ちゃんに寄り添う。
「何? 今日は積極的じゃん?」
いじわるそうな声に視線を上げると、恭ちゃんは口元を緩めてニヤニヤ笑いをしていた。
「ち、ちがうよっ! は、はぐれちゃうからっ……」
自分でも笑っちゃうくらいどもって……
どんどん頬が熱くなった。
「顔真っ赤」
恭ちゃんはクスッと笑んで、あたしの頭を優しく撫でた。
「まぁ。春休みだしな?」
すれ違う人並みから護るように、恭ちゃんはあたしの肩をすっと抱き寄せ、舗道の隅に導いた。
自然な動作がすごくかっこよくて。
そのまま、恭ちゃんに寄り添う。
「何? 今日は積極的じゃん?」
いじわるそうな声に視線を上げると、恭ちゃんは口元を緩めてニヤニヤ笑いをしていた。
「ち、ちがうよっ! は、はぐれちゃうからっ……」
自分でも笑っちゃうくらいどもって……
どんどん頬が熱くなった。
「顔真っ赤」
恭ちゃんはクスッと笑んで、あたしの頭を優しく撫でた。