スイーツラブ~お菓子みたいな甘い恋~[短編集]
「ってゆーか、断って?」
指の動きを止め、俺は弥生に上目遣いをする。
俺の魅力を最大限に活かす瞬間だ。
「えぇ!? まだ相手が誰かも聞いてないのに?」
でも弥生には通じなくって……
彼女は困ったように眉尻を下げた。
「ああ。ダチに頼むような女と付き合えるかよ? 好きなら自分で言いに来いっつーの」
鈍感な反応にイラっとして、ついふてくされた言い方になる。
「うぅ……ごめん」
それを怒ってると勘違いしたのか、弥生はギュッと目を瞑った。
顎の辺りで切り揃えた髪型が幼くて。
まるで叱られてる子どもみたいだ。
全っ然、年上っぽくないんだけど。
指の動きを止め、俺は弥生に上目遣いをする。
俺の魅力を最大限に活かす瞬間だ。
「えぇ!? まだ相手が誰かも聞いてないのに?」
でも弥生には通じなくって……
彼女は困ったように眉尻を下げた。
「ああ。ダチに頼むような女と付き合えるかよ? 好きなら自分で言いに来いっつーの」
鈍感な反応にイラっとして、ついふてくされた言い方になる。
「うぅ……ごめん」
それを怒ってると勘違いしたのか、弥生はギュッと目を瞑った。
顎の辺りで切り揃えた髪型が幼くて。
まるで叱られてる子どもみたいだ。
全っ然、年上っぽくないんだけど。