スイーツラブ~お菓子みたいな甘い恋~[短編集]
「秋本先輩。戻らなくていいんですか?」
雪菜は皐月の隣に並び、ショルダーポーチの革紐を握り締めた。
「ん? あぁ……今さら戻っても、な?」
皐月は気まずそうに、はにかんだ笑みを浮かべる。
初めて見る柔らかな表情に、雪菜の目が釘付けになった。
クールだって言われてるけど。
こんな風に笑うんだ……
「どこ?」
「えっ?」
突拍子のない問い掛けに、雪菜は首を傾ける。
「汚れたとこ」
「あ、はい……ここです」
立ち止まる雪菜に合わせ、皐月は腰を屈めた。
雪菜は皐月の隣に並び、ショルダーポーチの革紐を握り締めた。
「ん? あぁ……今さら戻っても、な?」
皐月は気まずそうに、はにかんだ笑みを浮かべる。
初めて見る柔らかな表情に、雪菜の目が釘付けになった。
クールだって言われてるけど。
こんな風に笑うんだ……
「どこ?」
「えっ?」
突拍子のない問い掛けに、雪菜は首を傾ける。
「汚れたとこ」
「あ、はい……ここです」
立ち止まる雪菜に合わせ、皐月は腰を屈めた。