スイーツラブ~お菓子みたいな甘い恋~[短編集]
「最近見ねぇから、ずっと心配してた。……やっと会えたな?」
「…………」
あたしだけに向けられた優しい瞳に、涙が頬を滑り落ちる。
「あ、あたし、あなたを……ずっと、見てました」
会えたら言おうって、心の中で何度も繰り返した言葉。
「知ってる。……俺も見てた」
彼の親指が頬に触れて、あたしの涙をそっと拭った。
「俺、マジでばかだ。何度もすれ違ってさ……」
整った顔が近づき、恥ずかしくて……目を閉じる。
「待たせてごめん」
ドキドキしながら目を開くと、あたしは彼に抱き締められていて。
「うぅん」
温かい腕の中から、彼の顔を見上げた。
「えっと……キミ、名前は?」
あたしの名を知らないことに気づいた彼が、苦笑を浮かべる。
「…………」
あたしだけに向けられた優しい瞳に、涙が頬を滑り落ちる。
「あ、あたし、あなたを……ずっと、見てました」
会えたら言おうって、心の中で何度も繰り返した言葉。
「知ってる。……俺も見てた」
彼の親指が頬に触れて、あたしの涙をそっと拭った。
「俺、マジでばかだ。何度もすれ違ってさ……」
整った顔が近づき、恥ずかしくて……目を閉じる。
「待たせてごめん」
ドキドキしながら目を開くと、あたしは彼に抱き締められていて。
「うぅん」
温かい腕の中から、彼の顔を見上げた。
「えっと……キミ、名前は?」
あたしの名を知らないことに気づいた彼が、苦笑を浮かべる。